魚のまち、氷見。そこから発信する海あり、山ありなスローな日々。


by tsuriya
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挿し木の生育。

さて、私が個人的に自宅で実験を続けている挿し木ですが、畑の苗ほど大きくなってませんが、節や葉数も増えてひげも出て来たりしてソコソコです。

芽吹き始めた頃から小さな透明な粒が茎や葉についていたのが気になっていましたが、その名前がわかりました。「真珠腺」というそうです。これはブドウの発育がいい証、代謝が活発だと出てくるそうです。以前「汗」みたいだと書いてましたが、あながち間違いではありませんでしたね。今でも茎にはびっしり、葉の裏側にもついていたりします。虫の卵じゃなくてよかった。

しかし、挿し木は2種類の土で植えているのですが、最近土ごとの違いが出てきました。どちらもホームセンターで購入した土を使用していますが、Aの挿し木専用の土はさらさらした粒状の土で水はけもよく、Bのプランターの土は腐葉土などを混ぜ込んだ栄養もありそうな土です。
  A=挿し木用の専用土         B=プランターの土という専用土
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▲Bの方は葉が黄色くなって葉脈も深くなり葉がつったように丸まっている。Aの方でも少し黄色くなりかけてるように見えなくもない。しかしこの現象の発生率としてはBの方が高い。単なる水不足が原因なのか…。
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▲根の状態。Bは抜く時に少し根が切れてしまったので、もう少しは生えてました。
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▲細かな毛細血管のような根はAの方がたくさん生えている。出根にはAのような土が適している証拠、さすが挿し木用。

で、調子悪いな…と感じているのはBの土の方。葉っぱ全体がてかてかして濃い緑だけど少しごわごわして、葉の上からみると葉脈がへこんで全体的に裏側に丸かっています。もう一方のAの方は畑の葉っぱと同じような柔らかい感じです。でも畑のように日当りはよくないので、葉の色はちょっと青白いです。

Bは栄養も調整された土を購入したのですが、葉脈の間が黄色っぽいのでマグネシウム不足(またはカリが多い)が原因かもしれません。または土が乾きやすいので単純に水不足か。しばらく水やりに気をつけるのと、一部に「にがり」を散布してみようと思います。マグネシウム不足には葉っぱや土に「にがり」を散布する方法があるとネット検索でみつけました。どうなるでしょう。

比較実験のため元気のいい苗を畑の土でも栽培してみるのと、挿し木の鉢を農園に持って行くのも面白そうですね。日光の当たり方や土の違いでどう違うのか。鉢栽培と畑栽培でどう違うのか。もと科学研究部の血が騒ぎます。
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# by tsuriya | 2008-06-15 13:50 | diary

時にはお薬も必要です。

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晴れ

昨日は夏日になる予報が、急に発達した低気圧が石川県、富山県でスコールのような雨を降らせました。そのせいで午後からはかなり涼しい一日となりました。しかし、今日からはまたお天気が続く予報。北陸地方の梅雨はいったいどこに?

さて、昨日はマグロのことで頭がいっぱいでしたが今日はブドウの栽培のことを。農園ではセイジ社長とハヤトさんの管理のもと、柱立ての準備や病害虫対策などが進められています。農薬をできるだけ使わない農法を行うといっても、全く野放しというわけにもいきません。特に生まれたての新芽を完全な自然まかせにしてしまえば、さまざまな害虫や病気にやられてしまいますもんね。自然派ワインと呼ばれるワインの作り方にも、いろいろなやりかたがあるそうで、栽培については大きく3つに分類されるそうです。以下、自分なりにとあるサイトから引用でお勉強。

1.リュット・レゾネ(減農薬農法)
自然環境を尊重し、極力、化学肥料や農薬などを使用せずにぶどうを栽培する方法のこと。ぶどう栽培において、化学肥料や農薬などを使用することを前提にしておらず、どうしても必要なときだけ必要最低限の量を使用する。

2.ビオロジック(有機農法)
有機農法によるぶどう栽培のこと。化学肥料や除草剤、殺虫剤などの化学農薬を一切使用しない。病虫害予防に一部の調製品の使用が認められている。

3.ビオディナミ(生力学農法)
オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱した、生物の潜在的な力を引き出した土壌に活力を与えて植物を育てる農法。化学肥料や農薬などを一切使用しない点はビオロジックと同じだが、プレパラシオンとよばれる自然界に存在する物質から生成された調剤を畑に散布し、月や惑星の動きを考慮してぶどうを育てる。ビオディナミとは自然に任せるだけではなく、自然の本来持っている力に働きかけて、それを最大限に引き出してぶどうをつくる方法。

釣屋の農園では牛の堆肥や落ち葉、刈り取った草などを使った土づくりをし、化学肥料や除草剤などを使わない育て方をしてます。いずれにせよ、いまのところ自然派街道まっしぐらですね(^_^)

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▲葉っぱに薬を散布するハヤトさん&マナブさん。(12日撮影)
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# by tsuriya | 2008-06-14 13:12 | diary
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晴れ一時雨

本日の最高気温は29℃!
気温的にも浜の水揚げ的にも夏真っ盛り(一時スコールのような雨が降りました)。
実は今日の氷見漁港は200キロ超級8本を含む夏マグロ(本マグロ)の
大漁(結局トータル200本以上)で大忙しだったんです。

取材現場でお話していた新聞記者さん曰く「今世紀最大のマグロの大漁」ということですが、よくよく考えると21世紀になってまだ10年しか経ってないですよね(笑)。でも、20年以上市場で働いている人も「こんな大漁みたことない!」って話していたので、今日ほどの大漁は少なくとも四半世紀で初なのは確実です。詳しいことは報道ニュース、新聞をチェックです!(笑)

といいながら、午前中に某テレビ局から今回最大の釣屋が仕入れた271kgのマグロについて「何人前の刺身がとれるんですか?」とお問い合せのお電話をいただきました。電話を受けた事務所では「そんなんわからんちゃ!」ってことになったんですが、折り返しお電話することにして魚の調理に詳しいセイジ社長、マグロを仕入れたヨシノリ社長、小売のプロフェッショナルのヒロシマ社長に「どのくらい刺身できますか?」と次々に質問。

マグロの個体差にもよるし、1人前をどのくらいの量に設定するかでも違うので正確なことは誰もわからないのですが、だいたい魚の正味量は半分くらいになり、マグロは1切12g〜15g、5切で1人前が一般的とのこと。

270kg÷2÷60g(1人前)=2,250人分

1人前をたっぷり目の100gにした場合で1350人分とれる計算。スーパーのバイヤーさんにも聞いてみたところ、30kgのマグロで約160人分の刺身がとれるそうなので160人前の9倍で1,440人分。総合して、だいたい1500人前くらいが妥当な線ではないかというのが私の結論です。それにしても、270kgのマグロってすごい…。
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▲写真ではスケール感が伝わりにくいのですが271kgのマグロはとてつもなく大きいです。200kg級が並んでると海獣(怪獣?)みたいに見えるほどの迫力です。
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# by tsuriya | 2008-06-13 11:58 | diary

マグロとクジラ。

今日はお客さまが市場を見学に来られていました。超Bigサイズのマグロが揚がった上に、量も多いというスペシャルデー。こんな日に来られるなんて、相当に日頃の行いがいい方々なのでしょう。超グッドタイミングの氷見訪問です。「せっかくだから買って行かなくちゃ」と話されていましたが、お目当てのマグロをGETできていれば何よりです。

さて、今日はマグロが大漁でしたが、サワラやアジ、ブリなどいろんな魚もいーっぱい揚がってました。そんななかでも特に注目はクジラです。氷見ではときどきクジラが網にかかり、スーパーでも売られているんですが、私がクジラの解体を目の当たりにしたのは初めてです。今日はほんとうに初めてづくしです。(※定置網に混獲されたクジラはきちんと手続きをふめば流通OKなんです)

解体されているクジラからは湯気が上がっていました。そして大きい! この後に270kgのマグロを見た時に「巨大マグロもクジラとかわんない…」と思いましたが、でもやっぱりクジラの方がずっと大きかったです。
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# by tsuriya | 2008-06-13 10:45 | diary
マグロをまるまる1尾お買い上げ…なんてことは、一般消費者ではありえないことなので参考にならないと思いますが、市場でマグロを選ぶ際のポイントをご紹介します。釣屋では目利きが仕入れて、目利きが販売しているので魚を買われるお客さんはご安心を!

1.目が澄んでいてキレイ
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2.腹が厚い(脂がのっている)
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3.しっぽがピンと張っている(まだ死後硬直してる状態=鮮度抜群)
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マグロは素早く内蔵やエラをとってしまわないと、体温で身が痛んでしまう魚。競りにかけられる時にはすっかり内蔵が取り除かれているので、競りの前にその切口をのぞきこんで選びます。あと、よくテレビでマグロの尾を切り落とした断面を見ているシーンがありますが、ここも肉質をチェックするポイントです。氷見の競りではまだ切られてないので、買い付けるときの目利き度がここでわかるってもんです。

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# by tsuriya | 2008-06-13 10:35 | diary